低賃金国との貿易は国内物価を引き下げる効果を持つのか?

VOXより

The impact of low-income economies on US inflation

中国などの低賃金労働者の豊富な国との貿易が先進国のインフレ抑制の効果を持つのかを検証した論文の紹介。

日本での100円ショップの増加や"Everyday Low Price"のウォルマートが出現したように、賃金の低い途上国との貿易は国内の価格にマイナスの影響を及ぼすと考えるのが普通の感覚だが、実際にはそういう効果はわずかしかないらしい。

一般的な貿易モデルだと外国からの輸入の増加は国内価格を低下させると考えて当たり前なんだけど、マクロ経済的に考えると国内の名目物価基準は金融政策に最も影響を受けるとも考えるわけで、考えるほど考えるほど難しい話だったりするんですよね。

ちなみに、東レ経営研究所のレポートでも、同様なことが指摘されています。

何事もちゃんと調べてみないとわからんちゅうことやね。

今日はこの辺で