最近読んでいる本
技術伝播と経済成長 ―グローバル化時代の途上国経済分析 (開発経済学の挑戦)
- 作者: 戸堂康之
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2008/05/26
- メディア: 単行本
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- 作者: 深尾京司,日本経済研究センター
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: 単行本
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1冊目の本は、開発経済学の挑戦というシリーズで刊行される書籍の第一弾として発売された本で、途上国経済の成長の鍵は途上国への技術移転や技術伝播だとして、内生的経済成長論を用いたマクロ的視点と、R&D活動を通じた技術のスピルオーバーというミクロ的視点を兼ね備えた様々な実証研究が展開されています。
また、理論サーベイも充実しているので、途上国経済の研究をしようと思う若手研究家は読むべき本だと思います。
このシリーズは、これからも続々刊行されるようなのでチェックしておきたいです。
2冊目の本は、日本経済センターによる日米欧企業の国際化戦略の比較研究であり、人事管理、研究開発、財務戦略など様々な観点からの比較が行われている。僕の研究分野が多国籍企業によるR&D活動の国際化なんで、第3章の「日・米・欧多国籍企業の東アジアにおける研究開発活動」と第8章「中国における知的財産権保護及び技術流出防止の戦略:日・米・欧の戦略比較」を読んでいます。
今年の夏休みは、大学のリスク研究センター関係で、多国籍企業の生産・R&D活動と進出先への技術流出に関する研究をやろうと思っているので、その勉強のために読んでいますね。がんばらなくちゃね。
今日はこの辺で