最近の研究動向(R&D活動の国際化の理論モデルの展開)

 
以前、僕のやっている研究内容を紹介しました(http://d.hatena.ne.jp/eisakukun/20071015)。
 
これを書いてから1ヶ月ほど過ぎたので、現在の研究動向に少し書いておこうと思います。
 
今は、10月に国際経済学会で報告した論文「複占市場とR&D活動の国際化」について、改良をしている最中です。
 
10月の論文では、自国と外国の多国籍企業が、お互いのに自国と外国に親会社と子会社を持っており、親会社のR&D予算のうちどれだけの割合を子会社に配分するのかを複占競争の中で決めていくという理論モデルを構築していますが、モデルの設定は元の論文*1の設定をそのまま使っていました。しかし、それではオリジナリティがないということで、彼らの論文では単純化されていた需要関数と費用関数を設定する形で改良を行っています。
そうすると、計算がややこしくなってしまい、今日も一日中計算に時間を費やしてしまいました。しかし、何とか工夫する事によって少しづつ前進しています。
これがうまくいくと、余剰分析が可能となるため、企業間のスピルオーバーの変化を変えるような政策が経済厚生にどのような影響を与えるのかが分析できるようになります。そうなると、価値ある研究になるんじゃないかなあと期待しています。
なんとか、今年中に計算終わらせて、年明けに論文としてまとめられたらいいのですが、さてさてどうなることやら。。。
 
まあ、とにかく、講義の合間でも研究はちゃんとやってますってことで、今日はこの辺で
 
今日の一枚

レザー・シャープ

レザー・シャープ


忌野清志朗のファースト・ソロアルバムです。僕はRCサクセションはあんまり聞かないけど、このソロアルバムは発売した頃にラジオで聞いて、かっこいいなあと思ってて、たまたま京都駅地下のJEUGIARCサクセション&忌野清志朗のアルバムが大量に売り出されていたので、買ってみました。
やっぱ、かっこいいっすね。まず、バックの音がいい!ロンドンレコーディングなので、演奏のクオリティが高いです。
そして、歌詞もいいですよね。別に感動させるような歌詞はないんですけど、清志朗って言葉をビートに載せるのうまいなあって感じます。難しい言葉を使っているわけじゃないけど、濁点とか小さな"つ"とかをうまく使う事によってテンポよく言葉がビートに乗っかるんですよ、うまく説明できてないかもしれないけど。
去年は喉頭癌にかかって大変だったけど、来月あたりからライブ活動を再開するそうです。声は大丈夫なのかな??

*1:Belderbos-Lykogianni-Veugelers(2006) "Strategic R&D Location in European Manufacturing Industries", FETEW Research Report MSI_0603, K.U.Leuven