欧州は関税撤廃、国内増産やってるのに、日本は。。。

 

コメ生産抑制策を強化 未達成なら補助金減額 価格維持狙う
 
農林水産省は来年度にも米の生産抑制策を強化する。国が示す生産量の抑制目標を達成できなかった市町村への補助金を減額するなどの措置の導入を検討。
市町村を通じ生産抑制の指導を徹底することで、低迷する米価格の下落を防ぐ狙い。ただ、利益率が高い米の生産量削減には農家の抵抗が根強く、政府による「価格管理」がどこまで実現するかは不透明。市場原理を生かした農業の効率化も阻害する懸念がある。
(日本経済新聞11月16日付5面)

 
以前”NHKスペシャル「ライスショック!〜あなたの主食は誰が作る」 ”で米価格の下落による米農家の苦しむ様子を紹介しましたが、米価格の維持のために生産量を抑制しようなんて、馬鹿馬鹿しいことこの上ないです。
 
価格維持のために、全体の生産量を減少させる中で、どの農家が生産を効率化しようと努力しようとするのでしょうか?
効率化しても、市町村や農協の圧力がかかって生産を拡大することができなければ、効率化の努力に見合う利益なんて出てこないわけですからね。
 
それに、消費者にとっても痛いですよね。ただでさえ食品価格が上昇しようとしているのに*1、米価格も引き上げようっていうのですか?農水省がいかに消費者を重視していないかがわかります。
 
そもそも、世界的に食料が不足するのではないかといわれているのに、何で生産抑制なのか。先日紹介したように、欧州では穀物価格の高騰を受けて輸入関税の抑制、そして国内の減反政策を見直して生産を拡大させようとしているのに、この違いは一体なんだろうか?
 
日本の食糧行政って一体何なんでしょうね。
 
今日はこの辺で
 
今日の一枚

Barbee Boys

Barbee Boys

 
80年代の日本のバンド、バービーボーイズの2枚組みベストです。福耳の杏子がいたバンドといえば、わかりやすいのかな?
僕が高校時代にはやったバンドです。当時僕は軽音楽部に入ってバンドをやっていたのですが、メンバーにサックスを吹くやつがいたこともあって、このバンドのコピーを何曲かやりました。
バービーボーイズの売りはKONTAと杏子の男女のツインボーカルで、男女の会話のちょっとやばめな歌詞が特徴なんですが、真の強みはギタリストであるいまみちともたかを中心に繰り出すギターサウンドの良さです。
コードが綺麗なんですよね、単純なCやGや7thだけでなく、9thとかdimとか、いろんなテンションコード使っていて、ギターを弾きながら「押さえにくいコードやな」って苦労した思い出があります。
後期になるとキーボードの音も入ってくるのですが、基本的にこのバンドはライブを意識してドラム・ベース・ギターの3ピースのサウンドが基本になっていて、そのサウンドが完成度高いんです。バンドやろうと思う人は参考にした方がいいと思う。
そこに、KONTAの吹くソプラノサックスが加わる事によって、他のバンドではないバービーボーイズサウンドになるってところがうまいところですよね。
結局、この形式のバンドって彼らの後に現われていないですからね、たいしたバンドだったと思います。

*1:他の食品価格が上昇していけば、米価格だってそれにつれて上昇するような気もするけど