2009年はどうなる??

今年は、前半がエネルギー危機、食糧危機、後半は金融危機から自動車危機・雇用危機と危機のオンパレードでしたね。

来年は、この危機をどう切り抜けるかということに経済の議論は終始するんでしょう。

今は「100年に一度の危機だから」となりふり構わぬ金融政策や財政政策を唱える人が結構いるようですが、「100年に一度の危機だから」単なる金融緩和や財政出動だけでなく、金融制度・雇用制度・産業構造などの変革が必要なのだと思います。

今回の金融危機は、アメリカの過剰消費、アジア・日本の輸出主導型成長モデルの行き詰まりであり、世界経済が新たな成長モデルを実現しない限り、なりふり構わぬ金融政策や財政政策が、中央銀行危機、ドル危機、国家財政危機に発展する可能性へとつながるかもしれません。

国際貿易についても、各国の保護政策の導入がWTO体制危機としてグローバリゼーションの逆戻りへとつながっていくかもしれません。

100年前の経済恐慌から世界大戦へとつながった悪しき流れに巻き込まれないように願うだけですね。

それでは 皆様よいお年を